学校訪問の記録

小学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201603 立教女学院中学校高等学校 高3卒論発表会

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京王井の頭線三鷹台駅から徒歩1分と学校のウェブサイトに書いてある通り、本当に目の前だった。駅から見える門には警備員が常駐していて安心して通学できそうだ。

その警備員に丁寧に対応してもらい、校舎横を歩いて講堂へ向かうよう言われた。中高校舎の手前で、左の方を見ると、欧州風の建築物があった。後で(多分同じ警備員に)聞くと、立教女学院小学校の校舎と教えてくれた。遠くから眺めただけだったので、校舎見学があればまた来たいと思った。

毎回、中高を訪問する時は、化学室にドラフトチャンバーという設備があるか見ているのだが、講堂への小道沿いに校舎があり、そこから化学室が見えた。そしてありました、Shimadzu製が1台ありました。理系教育を重視したいと思いで、この装置の有無を調べているのだが、ほとんどの学校に1台はある。自分の上の娘にはリケジョになって欲しいという願いもあるのかも。

さて、会場の講堂は、こじんまりとした、プロテスタントの学校にありそうな感じの講堂。木がふんだんに使われていて、落ち着いた印象。学校のスリッパがありお借りした。受付は事前予約制だったため、予約内容を印刷した紙を提出して完了。学校案内等がテーブルに置いてあり、自由に頂けるシステムだった。席も自由。1階席が受験生とその家族、2階席には在校生の保護者が座っていたようだ。ざっと見ただけなので正確には分からないが、1階席は開始後も空いているところがあり、満席ではなかった。

発表会は校長の挨拶があり、卒論の発表が高校3年生の2人によってあり、卒業生の2人による話しがあった。校長の挨拶は3-5分程度の短いもので、それだけでかなりの好印象。すぐに卒論の発表になり、最初の生徒はYouTubeについての研究の発表をしていた。YouTubeiTunes Storeニコニコ動画との比較などについて、1人ステージに立ち、片手でマイクを持ち、もう片手でPowerPointを操作しながら、堂々と発表していた。これはその後に二次創作とTPPについて発表した生徒も同じだった。声も大きくはっきりとしていて、聴き心地が大変良かった。二次創作について発表した生徒が、自らの作品をPowerPointに加えていたが、上手いなと正直思った。YouTubeについて発表した生徒は、卒論を書いた感想として、「改めて問いの大切さを感じた。この気付きを今後も生かしていきたい」と話していた。PowerPointを含めて全て生徒が準備したそうだ。準備も発表も素晴らしかった。ただ、PowerPointを使った発表は(私を含めて誰がやってもそうなりがちだが)、発表の仕方がやや単調だったので、動画を加えてみたり、もう少し身振り手振りでいきいきとしていたら更に良かっただろうなと思った。

卒業生は、現在大学生の1人と、社会人の1人。卒論発表をした生徒たちと同じように、堂々と、しかも大変聴き心地が良いお話だったが、唯一気になったのは、2人共、英語や国際的なことを大学で学んだそうだが、就職先を聞くと、それが本当に結びついたのかなと思ったことだ。書いていいのかわからないので、ここでは書かないが、英語や国際関係と聞くと、外務省、国連、国際NPONGOを思い浮かべてしまうが、どうやらそういう所ではないようだ。遠方からこの日のためにわざわざ来校されたそうなので、こんなことを書いて申し訳ない気持ちもあるが、せっかくこの日の対象学年が小学校5年生以下だったので、欧州で難民問題に取り組んでいるキリスト教関係の女性などのお話を聞きたかったかな。(単に私が聞きたかったのかもしれないが・・・)

最後のコーナーは、卒業していく高3の3人による学校紹介だった。PowerPointを使っての発表スタイルは同じだが、動画を上映してくれた。短いものだったが、インパクトはあった。それは、生徒の夏の「制服」の着こなしを、テレビ東京アド街ック天国」のコーナーである、「アド街コレクション」風の動画だ。この学校はスカートと校章を着用するということ以外は指定がないそうで、多種多彩なコーディネートが楽しめるそうだ。

そして終了。帰りのスタッフ対応も大変良く、あたたかい感じがした。生徒が2人外で自由に質問してくださいとスタンバイしていたのも好印象だった。そして、帰りに校舎について質問した警備員も笑顔で対応してくれた。娘達も連れて行ったのだが、下の娘にも笑顔で挨拶してくれた。

明るくて、元気で、あったかい感じの生徒やスタッフが揃っている、閑静な欧州風の校舎が建つキャンパスでの6年間、いや、小学校を含めた12年間を考えてしまいました。また機会があったら訪問したい学校でした。

そして思った。警備員の人柄があったかい学校は、いい学校が多いということだ。

 

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