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学校訪問の記録

幼稚園児と小学生の2人の子供(女子)達の父親である私が、個人的なメモとしてブログを活用することにしました。意見・感想は私個人のものです。(ブログ全体、文中敬称略)

201602 啓明学園初等学校 授業見学会

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JR青梅線西武拝島線拝島駅からスクールバスで約5分。トラックが通り、交通量が多い国道16号線を通過すると、そこは閑静な住宅街。そこに今回の学校、啓明学園の広大な敷地があった。と、書いたところで今回はスクールバスに乗らずに徒歩でやってきた。

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受付もスムーズに済み、会場である講堂へ。ここは礼拝など各種行事などが行われる校舎の一部分にある大きな部屋で、独立した棟ではない。シンプルなつくりだ。この日の見学者は20人前後だった。お受験スーツ姿よりも、カジュアル・ビジネスカジュアルな格好が多かった。欧米系の見学者がいた時点で、当校の国際的な特色を実感した。

説明会は礼拝からスタートした。この講堂では毎朝礼拝が行われている。心を落ち着かせてから学業に取り組んでいる、と校長がおっしゃっていた。

説明会と言っても、今回は授業の見学がメインなので、比較的短いものだったが、すごく短かったというわけでもない。ちなみに説明会ではPowerPointのスライドが使われていたが、視覚的効果あふれるプレゼンテーションというよりは、モノローグがメインだった。校長、研究部主任の教員、そして広報担当の教員の話があったが、どれもピンポイントな内容で聞き取りやすかった。PowerPointを使われて延々と話がある説明会とは程遠く、これならスライドは必要ないと言ってもいいほど好印象な説明会だった。

さて、説明会では、礼拝の大切さや、自然に恵まれた環境にあるキャンパスなどについての話があったが、最も心に残ったのは、学校案内(パンフレット)の表紙に写っている4人のうち3人が外国籍または日本人とのハーフの子供だという話しだ。国際化が世間では叫ばれているが、当校では国際化を随分と前から当たり前のように取り組んでいるとの話だった。事実、この後行った授業見学では、流暢な日本語を話す白人(ハーフかもしれないが)や黒人の子供達が、(見た目が)日本人の子供達と授業を受けている様子を見た。見た目で誰が日本国籍で誰が外国籍なのか全く見当もつかないような光景だったというわけだ。これこそ"melting pot" (人種のるつぼ)ではないか。

授業見学は集団ツアー型だった。人数的には、何十人もの見学者が押し寄せたという状況ではなかったので、集団で移動しても問題はなさそうだった。が、当校は教室も廊下も広くはないので、この人数でも十分「狭い」感じがした。そのためか、授業の見学も長時間ではなく、各教室の滞在時間は、短くて3分程度、長くても5分前後だった。もっとじっくり見たかった授業もあったので残念だった。

まずは、小学5年生の理科の授業を見学した。内容は、豆電球。鉛筆か何かを床に落とす女子児童がいたが、児童の皆さんは見学者が入室してきて、相当緊張している様子だった。次は、小学1年生の図工の授業。紙粘土の頭に毛糸をくっつけてあり、それが髪の毛になっている。その髪の毛をハサミで切って整えていた。ちなみに胴体は白い手袋を使っていた。発想が面白く、どんな髪型になるのかなと見守ろうと思ったが、ほんの数分で「誘導」退室させられた。残念。その後は小学1年生の国語や2年生の算数(ブロックパズルのような磁石で繰り上がりの計算をしていた)、5年生や3年生の授業(後者は図書室での調べ物の授業)などを見学した。英語の授業も見学した。国際クラスの教室には案内されなかったが、教員から興味深い話を聞いた。国際クラスは、帰国子女など、日本の学校のカリキュラムについていくのが難しい児童を少しずつついていけるようにするためのクラスだ。ついていけない授業内容は児童によって違うわけで、個別の指導を必要とするわけだ。ついていけるようになると、通常の授業に戻っていく仕組みだ。つまり、手間も予算もかかるわけだ。このクラスを赤字覚悟で運営しているそうだが、それは国際クラスが、帰国子女の教育こそが、当校の原点だからだ、と言う話だった。創立から長い年月が経っても、原点を大切にする姿勢に拍手を送りたい。最近は日本国内外の経済情勢によるものか、帰国子女の数自体が減少していると聞いたことがあるが、それでもこのようなクラスを維持していくことは想像以上に大変なことだということを感じた。

授業見学の後は校内見学。中高校舎のそばにある広大なグラウンドの横にはテニスコートや体育館などがあった。敷地がとにかく広い。さらに南の方には多摩川が流れている。グラウンドのすぐ横には、保護者(父親達)が木の電柱の廃材などで作り上げた遊具エリアがあった。ツリーハウスというか、海賊がいるような、そんな感じのエリアだった。最後は、当校の名所でもある北泉寮を見学。この日はひな祭り前ということで、2階には三井家の雛人形が飾ってあった。パーツが多く、相当な時間をかけて飾り付けるそうだ。1階は洋間、2階は和室。ここでも東西融合、当校の原点を肌で感じた。

実は今回が初めての訪問ではなかった。私のお気に入りの学校の一つなので、また訪問するだろうと思い、この日も啓明学園をあとにした。帰りも徒歩で・・・

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途中にあった神社でお参りをした。暖かい春の訪れを感じた。

 

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