学校訪問の記録

小学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201510 雙葉中学校高等学校 学校説明会

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JR四ツ谷駅から徒歩で5分、雙葉中学校高等学校を訪問した。夫婦で参加する予定だったが、当日の朝に下の娘が体調を崩したため、急遽私のみ参加することになった。学校への連絡は妻に任せて、大急ぎで学校へ。妻に電話で参加者変更と、少し遅れて伺うと連絡してもらった。その時の様子を聞くと、大変丁寧、親切な対応だったとのこと。子供が大変な時に、あたたかい対応をしていただき、感謝の言葉しかない。

さて、四ツ谷駅に到着して小走りで学校の講堂へ。

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ただ、当校は小走りで訪問するような学校ではない。今回は仕方がないが、時間に余裕を持って到着したい、それを強く思うような学校だ。受付で、妻が連絡した者ですと伝えるとすぐに受付完了。恐縮しながら、ドアまで進んだ。担当者が大変親切に案内してくれた。校長挨拶の途中から入場するという大変失礼なことをしてしまった。しかも入場した途端に校長挨拶終了。本当に申し訳ない。

会場には、父親の姿も。事前のイメージから、父親の参加はごく少数だと思ったので、意外にいるのだなというのが率直な印象。スーツ姿もいれば、カジュアルビジネスもいた。マスク姿の父母も少ないがいた。壇上には、セーラー服の制服が展示してある。
スクリーンが降りてきて、女性教員による説明開始。PPT使用。説明会の内容は以下の通り(箇条書き)。


1学年180名。
4クラス。
中1出身小学校別ではなく、均等に分ける。
「クラス編成も、文理分けはしておりません。」
自ら学ぶ姿勢を重視している。細やかな個別指導は行っている。
クラブには全員所属。そこで自主性やコミュニケーション能力を磨く。
ここから、1日の流れを写真入りPPTで説明。
校舎は設計段階から教員が関わっている。2001年7月から使用している。
一般教室は全て南向き。木目調のフローリング。大型LCD TVあり。テレビ朝礼。
特別教室も充実している。
理科は、4分野別の教室がある。
進路。文系が55-60%、理系が40-45%。
卒業生の話を聞く会がある。
今年3月の卒業生合計182名のうち、50%以上が、国公立早慶に進学している。
球技大会では、体育委員会が活躍している。
9月に行なわれているふたば祭は自主運営。
クリスマスシーズンには、施設訪問をしていると話していたかな。

映像が5つ上映された。13分間この5つが上映された。これがなかなか良かった。
生徒の手作り映像のようだった。
映像からすると、勉強だけでなく、運動もできることがわかる。
四ツ谷駅前に立ち、赤い羽根募金運動をしている。
映像終わり。

次は、教科の説明。女性教員。
英語。100年以来。ネイティブによる授業やっている。
毎週6時間。時々、同じ日に2時間以上やる時もある。
ネイティブによる、20名くらいの少人数クラス。30名くらいの日本人によるクラスもある。
中1。雙葉小学校でも、6年間英語やってきている。
4月から10月までの半年間は、毎週1時間。補習あり。学習経験がない生徒もいる。
中2から一緒に授業。
入学前に準備する必要はない。地道な努力の積み重ねが大切。
中学New Treasure教科書。
3年間で高校修了程度までやります。
読む力、英文法、英作文、コミュニケーション能力を伸ばします。
高校では、大学入試に向けての勉強をする。
ネイティブスピーカー。スピーチ。劇。書くことも重視している。
PPTには、生徒の作品。絵や写真入り。
フランス語。中3全員。毎週1.5時間。
高校で、フランス語または英語を選択する。例年、15名程度が選ぶ。
それぞれにLL教室あり。
学ぶ楽しさ。本物に親しむ授業。

引き続き教科説明。国語。
(説明が長くなってきたので、ウトウトしている父親がいたのにはちょっと驚いた・・・)
PPT表示「言葉で磨き、言葉で磨く
-自分自身をゆたかにして世界とつながるために-」
読むこと&書くこと。
声に出すことを大切にしている。友人と声を合わせる楽しさ
体を通じて実感する。中1で漢文始める。中2で古文始める。
言葉で表す。
課題図書をプリントしたらしく紹介している。
図書カード。
文章の書き方を学んで書く。その機会を多く設けている。
自分ならではの表現を身につけてほしい。
話す&書く。
自分の意見を持つ&人の意見を理解する。これらのために、グループ学習を多く設けている。話し合ったり、ディベートなどで発表している。
PPT。ここで、PPTの図が紹介されたが、この図が大変分かりやすかった。
図の真ん中に「考える」
左側に「読む」と「聞く」という、世界(他者)からの受信、
右側に「書く」と「話す」という、世界(他者)への発信が、キーワードで記してあった。入試についてだが、感性や基礎力が問われる。
昨年度末実施(以下、昨年度)の入試では、久石譲の「感動をつくれますか?」からの出題されたとの話があった。

次は数学科。
算数から数学に変わるということは、内容も勉強の仕方も一新するということ。
それらを身につけるために、キメの細かい指導を行っている。
中1と中2は、「体系数学」テキストを使用している。
代数と幾何学を並行して学習している。
考え方や記述を重視している。
空間図形は苦手な生徒が多く、手作り模型をふんだんに使っている。
思考のプロセスを大切にしているで、どのようにして答えを導き出したかをしっかりと書くことを重視している。そのため、テストは全部記述式です。
「自分の手を頭を使って考える力を養う」
中3から高校のテキストを使用している。中高ギャップに留意している。
高1で、数学II・Bの内容に入っている。
高1から3まではコース選択が出来る。

入試問題についての話。
まず、出題ポイントは3つあり、1つ目は問題を正しく読み取ること、2つ目は筋道を立てて考えること、そして3つ目は方針に沿って、的確に答えを導き出すこと。
続いて、「式と計算と答」の話、そして、「計算力」の話があった。計算については、基本的なものを身につけてきて欲しいそうだ。ここで、昨年度の問4、うるう年についての問題だったが、それについて説明あり。問題をよく読めば分かるはず、答えを導き出せるはずとの話だった。

次は社会科。
高校では、必修プラス大学入試に必要な科目学べる。
自ら考える力を養う。
本物を使う。
他教科との関係も重視しているようで、中国史が国語と関連していたりする。
新聞を読むことを勧めている。新聞をスクラップして、授業に取り入れている。
中3では歴史新聞。テーマを1つ選んで書く。PPTで作例が紹介されたが、結構細かく書かれていた。
中学入試での社会科については、総合的に考える力が求められているようだ。様々な分野の知識を自分なりに結びつけて、大局的に物事を考えることが求められているようだ。

次は理科。
第1分野と第2分野がある。各クラス、2名ずつ教員が担当している。
顕微鏡は1人1台ずつある。
中学では、本物に触れて、理科って面白いということを伝える授業。
高校の内容を、中学の一部に取り入れている。
生徒達は、実験も観察も大好きですとのことだ。
中1。1学期。実験は、授業が2回あるとするとそのうち1回は実験というような割合。
夏休みは花火の色を観察。炎色反応を学んだ。
顕微鏡では、ゾウリムシを観察したそうだ。
2学期。イカやアジの解剖。
11月。理科で野外学習が長瀞である。6年前から高2から中3の行事に変更したが、50年間続いている伝統のある行事らしい。
入試。小学校で学ぶ、基礎的な力を大切に。

そして、中学入試全般についてのまとめの話。
通学は90分以内。
昼頃に出願に行くと、手続きが3分で終わるそうだ。
通知票のコピーはB4用紙を使用します。
面接は本人のみで3分程度の時間内に、自分の言葉で考えていることを話すそうだ。
昨年度のテーマは「思いやり」。特に心に残ったことを話してもらったそうだ。
手伝いの高校生が、待ち時間に工夫を凝らして対応してくれるそうで、それが良かったと、入学後に言っていた生徒が多いそうだ。
入学後の賛助金は1口50,000円です。
中高6年間の生活についての言及があり、PPTプレゼン終了。

以上が、説明会のメモだ。

そして、説明会も終了した。校内見学等はないと事前に知っていたので、この日はこれで終了。

講堂のドアを出ると、募集要項(過去問付きもあり)を購入する列が出来ていた。

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外に出て、学校をあとにする前に、歩道から小学校の校舎をちらっと見学した。
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そして、すぐ近くの上智大学の教会やグラウンドに立ち寄ってから、四ツ谷をあとにした。

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遅れて訪問したのにも関わらず、大変あたたかい、ご丁寧なご対応ありがとうございました。

 

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