学校訪問の記録

小学生・高校生の2人の子供(女子)達の父親である私の学校訪問を記録するブログです。意見・感想は私個人のものです。(文中敬称略)

201511 聖セシリア女子中学校高等学校 学校見学会

簡単なまとめ。初めての訪問。夫婦で訪問した。あってはならないことだが、個人的な理由で説明会に大遅刻をしたのにも関わらず、温かく対応してくださった。都心から少し離れているが、アットホームな雰囲気のキリスト教の学校を「発見」した気分になり、訪問して良かったし、また(次回は遅れずに)訪問したいと思った。

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大遅刻で現着。事前に大幅に遅刻するのでキャンセルをお願いする電話をしていた。約50分遅れて現地に到着。

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説明会への参加は諦めて、受付で学校案内だけでもいただいて帰ろうとしたところ、複数のスタッフが対応してくれて、快く入れてくださった。スリッパはお借りした。男性教員が説明会会場へ連れてくださった。

説明会の会場には人がおらず、どうやら校内見学へ行ってしまったようだった。遅れて校内見学へ。遅れての参加のため、10-15分ほどの「短縮バージョン」で案内してくれた。

中学校と高等学校の教室を廊下から見学。物理の授業が終わったばかりの教室も廊下から見学した。洋裁室と和室は入室して見学し、小庭も見学した。石畳があり、水が流れている小さいスペースがあり、外は電車の線路があるが、雰囲気は落ち着いていたし、和室自体綺麗に保たれていた。畳のいい匂いがした。ほとんど使っていないらしい。卒業までに利用する機会がない場合は、利用する機会を作るそうだ。

体育館も廊下から見学。バレーボールか何かの授業をしていた。

職員室を通過。ドアには大きめの窓があり、白いドアなので広く綺麗に感じた。職員室はグループに分かれていて機能的。書類が積み重なっていなくて高さが全体的に低いので窓の外がよく見える。真ん中をゆっくり歩いて通過したが、左右からひっきりなしに「こんにちは」と先生方が挨拶してくださった。真ん中にファイルキャビネットのようなものがあり、そのエリアに生徒が来て先生方と話しをするようだ。

廊下には多数の質の高い生徒の皆さんの美術作品。最後の晩餐の絵画は、てっきり購入したレプリカだと思ったが、生徒作品らしく、確かに学年と氏名が書いてあった。立体の作品も多数展示。廊下は広く、白を基調としているので、広く綺麗に見えた。外が快晴だったため、その美しさが増幅されているようだった。階段もシンプルで綺麗。

旧校舎と新校舎が分かれていて、確かに境目が分かるが、共に綺麗清潔に保たれていた。経年劣化を全くと言っていいほど感じさせられなかった。

そして説明会の会場へ。ミニ説明会だったのですぐ終わった。入試関係が話が主だったし、その部分の話が多少は長く感じたが、まとめてあったので聞けて良かったと思った。

ミニ説明会が終わり、この日の見学とミニ説明会は終了。追加で見学した所があれば教えてくださいとのアナウンスがあったが、スリッパから外履きに履き替えて、一度外に出た。しかし、あまりに遠いのでなかなか来られないだろうと夫婦で話し合い、再び受付へ行き、追加の校内見学をお願いした。

校内見学パート2。すると先ほどとは別の男性先生が案内してくださった。

私から見学したい箇所を伝えた。まず、LC教室はないらしい。英語教室については聞くのを忘れた。

そして、バレエスタジオ、家庭科室、聖堂、聖堂内から小学校校舎とプールの見学へ移動した。ちょうど昼休みの時間だっただろうか、手をつないで歩いている生徒2人が通過すると、「これが女子校でよく見られる、手をつないでる生徒です」と先生の解説があった(笑)。生徒の2人もそう言われて笑っていた。微笑ましい解説だし雰囲気だった。家庭的で温かい感じがした。余談だが、制服の靴下が水色に近い青だったので、珍しいと思った。

カフェテリアは出入り口から中を見学。多数の生徒達。セブンの制服を着た店員2人が接客中。先生にやると、カップ麺が一番よく売れるそうだ。「理由は何だと思いますか」と先生に聞かれたが夫婦で答えられず。正解は、「自宅で食べさせてもらえない、初めて食べるから」だそうだ。自宅で食べないのかなと思ったが、確かに我が家でも娘達がカップ麺を食べるのは1年に1度あるかないかだなと思った。カップ麺のうどん又はワンタンのを買っている生徒さんや、他の種類のカップ麺を買っている生徒さんを見かけた。プリンを買っている生徒さんも見た。生徒の皆さんは元気で走ってカフェテリアへ行っていた。前述の生徒さん2人とは別に、手をつないで歩く生徒さん達を複数見かけた。皆さん我々とすれ違うたびに自然な感じの挨拶をしっかりとしてくれたし、中には立ち止まって挨拶をしてくれる生徒さんもいた。

聖堂はほとんど使わないらしい。でもこう言う学校で勤務していると自分の子供たちにも宗教的・道徳的な感じで話しをしてしまうと先生は言っていた。

バレエスタジオは思ったよりシンプルなつくりだったし綺麗だった。妻によると、先生の説明通り、クッション素材の特殊な床で出来ているそうだ。確かに歩くとふんわりとしていた。バレエスタジオが校内にある中高はそうないと思ったので聞いてみると、やはりバレエを校内で習いたくて当校に進学してくる生徒さんもいるそうだ。

学年の全生徒が140名程度だが、そのうちクリスチャンは3-4名程度とかなり少ない。礼拝を聖堂で行うことはまずないそうで、ほとんどは体育館で行うと言っていた。教室のようなスペースにある、こじんまりとした感じの聖堂だった。

その窓から目の前に見える小学校やプールについて説明してくれた。我が家には幼稚園児の娘もいると話したところ、こんな時に恐縮だがという感じで、小学校の定員が半分しかなく苦戦していると先生が率直に話してくれた。どこも私立は大変みたいですねと私。男子が少なく全員外部受験らしい。プールは地域に開放していて、スイミングスクールが利用している時もある。中学生が午前中使うのでその後の時間にスイミングスクールが使用するそうだ。

学校の正門を入ると小道があるそうで、そこはとても静かな場所で、地域住民が自由に散歩出来るそうだ。安全面では監視カメラがそこにはあるそうで、逆にカメラがあるからこそ、地域に正門を開放出来ているそうだ。2001年の大阪の池田小の事件の後、正門を閉め切っていたそうだが、地域住民からあの小道は憩いの場で散歩したいとの要望があり、監視カメラをつけた上で開放することにしたそうだ。その小道だが、私が帰る前に見た感じだと、全長100mほどだった。

小学校の話に関連して子育ての話にもなった。先生には小学生の子供さんがいるそうで、我が家と同じくアイカツに夢中だそうだ。我が家の娘も集めているアイカツカードの話にもなった。ゲームの回数を制限しているそうで、お小遣いが月¥600、ゲーム1回が¥100だから月6回までは遊べるねと、お金の価値も教えているそうだ。とても共感出来る話を、自らのお子さんの話を交えてしてくださり、今日見学中に見た先生と生徒の距離感の近さだけでなく、今日初見の私達夫婦と先生の近さも実感した。ありがたいことだ。

家庭科室には天井に大きなミラーがあったが、テーブルごとのカメラはなかった。よくあるタイプの家庭科室だった。

洋裁室に入室。各テーブルに2台ミシンあり。この教室だっただろうか、デザインコンテストの賞状や古い新聞記事が掲示してあった。古い新聞記事しかないので先生が焦っていたが、新聞記事は、デザインかバレエに関連するものが多かった。その中でも特に、バレエ関連の記事が多かったし、学校が持っているバレエ関連情報量も豊富だったと思った。廊下をランウェイにしてウォーキングの練習をすることもあるそうだ。進学も服飾系が多少はいるそうだ。

中庭ではないが、似たような場所があり、コの字型の部分に落ちている紅葉などの光景が、先日洗足学園で見た光景に似ていた。

カフェテリアにも、埴輪のような洋風の美術作品が展示してあった。何も展示していない時もあるらしいが、保護者会に来たお母さん方が喜ぶように展示するようにしていますと、先生が笑顔で教えてくれた。保護者の気持ちもよく考えている素晴らしい対応だと思った。

物理の教室も見学したが、授業は行っていなかった。黒板に計算問題が残されていた。理科や数学について聞いてみたところ、女子校だからか、物理よりも生物をとる生徒さんが多いと言っていた。ちなみに数IIIは2-3人がとっているらしい。

一瞬だけ理科室の一つに入室してみた。私だけ入れていただいた。化学室だったが、ドラフトチャンバーはなかった。

そして受付前へ戻り、見学が終了した。とても話しやすく、笑顔とユーモアあふれる校内案内だった。素晴らしい「案内人」だった。長い時間をかけたご案内、心より感謝。

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前述の小道を少し歩き、学校と後にした。

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訪問を終えて。温かい対応が心に残った。どの先生も話しやすく、生徒の皆さんと直接会話をする機会はなかったが、通りすがりに挨拶はしてくれた。明るい生徒さんが多い印象を受けた。都心から少し離れた所にある学校とは冒頭で書いたが、多少遠くても通う価値のある学校だと心から感じた。また訪問したくなる学校とは当校のことだ。特に追加の校内見学をしてくださった先生、温かく同じ小さい子供を持つ親としての親身なご対応ありがとうございました。また訪問させてください。


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